〜5日目〜

とある日常風景。その1。部活編。


寧々「部活、頑張ってるね」
俺「寧々さん」
寧々「はい、差し入れ」
俺「シュークリームだ、ありがとう」
寧々「手作りなんだよ?」
俺「本当に!?…シュークリームを手作りなんて器用なんだなぁ」
寧々「ふふ、あなたの為だから頑張って作ってるんだよ」
俺「……寧々さん」
寧々「ね、今度のデート、お弁当作ってこよっか?」
俺「いいの?」
寧々「うん、何が好きかな」
俺「寧々さんの作るものならなんでも」
寧々「調子いいんだから、ふふっ」
俺「ほんとだって」
寧々「分かりました。じゃあ、楽しみに待っててね」



寧々さんてきっと尽くすタイプだと思うの。



とある日常風景。その2。メッセ編。


寧々「幕張メッセだぁ〜!TVで見たことはあるけど、随分広いんだね〜」
俺「もしかして、初めてきたの?」
寧々「うん。ユウスケ君は?」
俺「俺は2回目、かな」
寧々「そうなんだぁ。…1回目の時、一緒に来たかったな」
俺「はは。その頃はまだ出会ってないからね」
寧々「もっと早く会いたかったなぁ」
俺「寧々さん…」
寧々「あ、ココ海も近いんだね」
俺「あぁ、行ってみる?」
寧々「うん、行こう行こう」


――――。


寧々「潮の香りがする〜。良いニオイ」
俺「(寧々さんも良いニオイするよなぁ〜)」
寧々「なに?ジッと見つめちゃって」
俺「いや、夏には海に行きたいな、って」
寧々「そうだね。かわいい水着、買わなきゃ」
俺「……………」
寧々「あ、今想像したでしょ?」
俺「バレた?」
寧々「…えっち」


帰り際、そういや寧々さん泳げたっけ?って聞いたら怒られた。
罰として色々奢らされたのはまた別の話。てへぺろっ☆