ドラクエ3日記その9〜決戦!大魔王〜

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          /  ̄ ̄ ̄ \       ゆきぽねよ!なにゆえもがき生きるのか?
        / ::::::::::::::::::::::: \  オーディション不合格こそ我が喜び。落ちゆく者こそ美しい。 
      /-(<●>)-(<●>)-\.     さあ、我がエビフライの中で息絶えるがよい! 
  W   |      (__人__)      |  W 
  弋辷夊、      ` ⌒´     , 攵丞タ   
      /               \ 

 
 「今です雪歩さん!光の玉を!」
 「はいっ!」

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          /  ̄ ̄ ̄ \       愚かなことよ…
        / ::::::::::::::::::::::: \   何故そうまでして合格にしがみつこうとする。 
      /-(<●>)-(<●>)-\.     
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  弋辷夊、      ` ⌒´     , 攵丞タ   
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 「なに言ってんのよ。私達が合格を目指すのは当たり前のことじゃない」

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          /  ̄ ̄ ̄ \       面白いことを言う。
        / ::::::::::::::::::::::: \   落ちてしまえば何もかも無駄になるというのに…
      /-(<●>)-(<●>)-\.     
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  弋辷夊、      ` ⌒´     , 攵丞タ   
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 「いいえ、無駄にはなりません」
 「確かに積み重ねてきたもののうち、いくつかは失うかもしれない…」
 「でも、それでも得ることのほうが大きいです!」

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          /  ̄ ̄ ̄ \       得るもののほうが大きいだと?これは笑わせてくれる。
        / ::::::::::::::::::::::: \   不合格になればファン数激減はもちろん、
      /-(<●>)-(<●>)-\.     活動停止という死へのカウントダウンも近づくのだぞ!
  W   |      (__人__)      |  W  それでも得るものがあるというのか!
  弋辷夊、      ` ⌒´     , 攵丞タ   
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 「あります。それは…プロデューサーとの絆です」

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          /  ̄ ̄ ̄ \       き、絆?
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  弋辷夊、      ` ⌒´     , 攵丞タ   
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 「確かに、ファンの人たちが減ったり、リミットが近づくことで活動停止という最悪の状況も生まれます。それは、とても悲しいことです。だけど、それまで紡いできたプロデューサーとの絆は決して消えることはありません。いいえ、寧ろ絆は深まるんです」
 「だから頑張れる…」
 「だからまたオーディションを受けられるんです!」
 「ま、私なんかオーディションは楽勝だけどね。にひひっ」

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          /  ̄ ̄ ̄ \      
        / ::::::::::::::::::::::: \   う、ううううぅぅぅぅ…
      /-(<●>)-(<●>)-\.     
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  弋辷夊、      ` ⌒´     , 攵丞タ   
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 「思い出してください。貴女にもあったはずです。トップアイドルを目指していたときがあるのを…そして、プロデューサーとの思い出の日々が…」

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          /  ̄ ̄ ̄ \      
        / ::::::::::::::::::::::: \   う、あ、ああぁ…
      /-(<●>)-(<●>)-\.     プ、プロデューサー…わたし、わたし…
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  弋辷夊、      ` ⌒´     , 攵丞タ   
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 「みんな、貴女の帰りを待っていますよ」

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          /  ̄ ̄ ̄ \       あぁ…見える…これは…スタジオ…?
        / ::::::::::::::::::::::: \   そう、私は…アイドルを目指していて…それで…
      /-(<●>)-(<●>)-\.     …戻りたい、あの頃に…もう一度…
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  弋辷夊、      ` ⌒´     , 攵丞タ   
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 「まだチャンスはいくらでもあります。私達と一緒に頑張りましょう」

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          /  ̄ ̄ ̄ \       もう一度…
        / ::::::::::::::::::::::: \   チャンスを…
      /-(<●>)-(<●>)-\.      今…帰ります…プロデューサー……………
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  弋辷夊、      ` ⌒´     , 攵丞タ   
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