一人語りさせてください

そう、ゲーセンに入り浸っていた夏だった……ゲーセンに居なかった日がほとんどないぐらいゲーセンに居た…俺の21歳の夏はゲーセンで終わりを迎えたのだ…
あぁ、今年はヒグラシの鳴き声を聞いていないな。真っ赤な夕日も見ていない。夕方の時間になると漂いだす、草の匂いも感じていない…あったのは、そう…タバコの匂いとゲームの音、そして画面上でひたすら物を投げる医者。それだけだ。
夏になり開放的になった女子も見ていない。パンチラもブラチラも透けブラも拝んでいない。拝んだのはモニタの中で乱れる二次元の少女達だけだ。
祭りも結局行かなかったな。花火は見に行ったが…。参加した祭りといえば「ルハ様祭りinうらいた」ぐらいのモンだ。
この夏はどうだっただろうか。来年はどうなのだろうか。今と状況が違うのか、同じなのか。それはまだ誰にも分からない。満足したかなんて自分しか分からない。

でもここではまだ夏は終わっちゃいない。なぜならこの日記の名前はサマーストライカー。ここには夏が永遠にある…