「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」ネタバレ感想

見に行ってきた。


まさかエヴァの前に巨神兵を見せられるとは思ってなかったわ…
早くしてくれ、としか言えんw


前回の『破』を見終えたときの状態はこんな感じでした↓
・トウジはエヴァに乗らなくてよかったなー。妹も初登場。
・逆にアスカが取り込まれちゃったけど、予告で生きてるっぽいしよかった。
・シンジ君がたくましくなったよ!
・最後はシンジと綾波が大変なことになったけど、カヲル君来たし、サードインパクト止まったっぽいし、まぁ大丈夫だろ。


ネタバレ感想なので続きを読む↓
間違って見ちゃっても責任取れませんw






【序盤】 ???????
【中盤】 お?あ、あぁそういうこと。
【終盤】 どういうことだ…
【予告】 どういうことなの…


【総評】 つ ま り わ け が わ か ら な い


『破』の予告と全ッ然違うじゃねーか!!
どーいうことだ庵野!初っ端から置いてきぼりですよ!
オーケー、落ち着いてひとつひとつ見ていこう。



・シンジ
目が覚めたら14年後とかなにそれ状態。
見てる側も「?」なので、シンジ君とシンクロしてます。
サードインパクト止まったと思ったら実は起きてた。マジすか。
ミサトさんもリツコさんも冷たいし、綾波は助かってないし、ネルフはほぼ壊滅状態だし鬱になるわ。
カヲル君が助けてくれたけどその彼もボンバーしちゃうし、どうしたらええねん。
カワイソス。


・アスカ
大分逞しくなられた様子。
いきなり「エヴァの呪縛」とか言い出して、身体が14歳のまま止まっちゃってる衝撃告白。
あれか。また庵野がアスカを使って俺らにお説教ですかい。
「14年前のEOEから未だにエヴァエヴァ言ってんじゃないわよ」ってか。
違うのは、惣流よりちょっとだけ優しい。


・レイ
多分3人目とかその辺。


・ミサト
都合の良い大人代表。
前回「行きなさい!あなた自身の為に!」とか言っておいて、いざサードインパクトが起こったら
「あなたは何もしないで」とか、シンジ君からしてみればなにこのBBA…ですよ。
本当はシンジを抱きしめてやりたいんだろうけど、戦艦の艦長という立場上できないんだろう。
その証拠が、シンちゃんに取り付けた爆弾のスイッチを押せないシーンなのだろうけど。
まぁでも、俺はやっぱりTVシリーズから思ってたけど、ミサトは受け付けない。


・リツコ
大阪のおばちゃん。
ゲンドウさんの愛人は卒業したのかしら。


・ゲンドウ
サイクロプスみたいなバイザーつけとるwwwww
いつビーム撃つのかと期待したがそんなことはなかった。


・冬月のおじいちゃん
ハゲた。


・ユイ
旧姓「綾波」…だと…?
じゃあゲンドウさんの六分儀はどこいっちゃったんすかね。


・マヤ
年齢追い越したと思ったら再び抜かれた。
38歳のアラフォーマヤちょん。
若い男を蔑んだ目で見るそれ、たまんねーッス。
やはりマヤちょんはかわいかったのである。


・加持さん
どこいった…


・トウジ、ケンスケ、ヒカリ、ペンペン
多分死んでる。
トウジは制服が出てきたよ!よかったね!w


・鈴原サクラ
トウジの妹がこんなに可愛いわけがない。
まさかPVの新キャラと思われていた女の子が、トウジの妹だったとは。
そりゃこんだけ可愛いんだから、兄貴が溺愛するのも分かる気がする。
とりあえず可愛い。


・マリ
スタッフが扱いに困ってる様子です。
まだ謎引っ張るのか。


・ヴンダー
なんだあの戦艦はw
エヴァってこんな戦艦が登場する世界観だっけ?w
とりあえず外も中もCG使いすぎで見辛いです。


・弐号機
いや、新劇じゃ「2」号機だったな。
なんでいつも不憫なんすかね、この子(ノД`)
鳥葬されたり両腕もがれたり頭ブッ飛ばされたり訳分からんビーストにされたり、そして今回に至っては自爆ですよw
見せ場は確かにあるんだけど、いつも扱いが酷いw


・カヲル
相変わらずホモホモしい。
いつシンジとホモホモするのか気が気でなかった。
そんなカヲル君も最後は爆発。
僕は『破』の予告を見て、『Q』ではカヲル君がマーク6に乗って活躍すると思ってたんですよ。
それが結局は死んじゃうなんてあんまりだ!
しかも「これは想定外」とか言って焦り始めちゃう、意外な一面を見せての死。
なんかあんだけ引っ張っておいて、役割はTVと同じとかちょっとガッカリ。




とりあえず序盤の訳分からんシンジ君状態から、中盤のネルフ本部まではわりと退屈。
なにせこっちも状況把握ができないから。
シンジ=視聴者なんだけど、その分かんない状態が結構不快指数高め。
ミサトもリツコも冷たいし、アスカは罵倒してくるし、カヲル君は相変わらずホモだし、レイはあんなだし、ゲンドウさんは何も言わない。
唯一の救いが冬月おじいちゃんで、やっと真実を話してくれる。
カヲル君とダブルでエヴァに乗る(アッー!)辺りからは見応えある。
カヲル君曰く、セントラルドグマにある2本の槍(カシウスとロンギヌス)を使えば、フォースインパクトを引き起こして、元の世界を作れるかもしれない。
自らが引き起こしたサードインパクトをなかったことにしたいので、シンジ君はそれを聞いて嬉しくなっちゃう。
我慢できません。
ついでに綾波も一緒。
そこへ邪魔しにくるアスカとマリ。
シンジ&カヲル&レイVSアスカ&マリという、新しい構図での戦闘シーン。
が、何故かエヴァ13号機がファンネルを使い始める衝撃の展開。
ファンネルじゃねーけど、あれはもうファンネルにしか見えません。
シンジ君はいつからニュータイプになったのでしょう。
運良く2号機がバッテリー切れになったので、その隙に槍を抜こうとします。
しかしカヲル君の表情は晴れません。
「これヤバイ。抜いたらヤバイ。勘違いしてたわ。これヤバイ。とにかく抜いちゃらめぇ」
そんなことはお構いなしのシンジ君。早く槍を抜きたくてしょうがない。
天津飯の技、四妖拳を使い、腕を4本にして2本の槍を一気に抜きます。
するとどうでしょう。旧劇のEOEよろしく、エヴァはお空へと昇っていきます。
ちなみにこの頃カヲル君は爆死しました。合掌。
結局フォースインパクトは起こらなくて、エントリープラグだけ外に投げ出された。
そしたらアスカが助けにきた。綾波も生きてる。
で、アスカに引っ張られてシンジと綾波3人で歩き出す。
なにかあんだろ、と思ったら無情にも「つづく」の文字…



んんんんんんんんんんんんん!?スッキリしねぇぇぇぇぇぇ!!!!!


そもそも前回観た人が気になってるのって、「あのマーク6登場からどうなっていくのか」ってとこなのに、そこ全部端折ってる。
次の劇場版で明らかになるのかもしれないけど、それでも…ねぇ。
予告の展開を期待してた人って結構多いと思うんだ(俺もそうだし)
さすがに斜め上をいきすぎなのでは。
『破』で大分アツい展開やって、庵野もようやくエンタメ作品作るようになったか…
と思ったら、今回のこれだからね。
『EOE』と雰囲気似てるけど状況は全く違う。
『EOE』は「なんかわかんねーけどネルフが大ピンチでやべーことになる」て感じだったけど、
『Q』は「なんかわかんねーけどわかんねー」て感じ。
まぁでも、よくも悪くも「エヴァだよなぁ」で片付いてしまうんだがw
こうやってあーだこーだ言ってるのも、全部庵野の思惑通りなのかもしれない。


ただ、一本の映画としての出来はそれほどよくないと思う。
『破』が100点なら、『Q』は65点。
ちなみに『序』は70点で、『EOE』は120点^^
『破』の時みたいに何度もリピートするかと聞かれれば答えに困る。



てか、最後のアスカが出てくる辺り、EOEのラストシーンと被るんだけど俺だけかなぁw
この時の初期3人だけの構図がすげぇ好き。やっぱエヴァってこの3人よね。