Merry X'mas

「はぁっ…はぁっ…」
真冬の寒空の下、俺は走っていた。
「くそっ…あいつ、怒ってるよなぁ…」
外に出た時に感じた肌を刺すような寒さも、しばらく走ると少し気持ちいいぐらいになっていた。
夜から降り始めた雪も、今ではその地に白い跡を残すだけだった。
12月24日。
日本中、クリスマスイベントで持ちきりだ。
別に敬謙なクリスチャンが多いわけでもない日本人が、こうやってキリストの聖誕祭を祝っているのはおかしな話ではあるが、元来お祭り好きな日本人は騒げればなんでもいいのかもしれない。
というより、それが本来の目的なのかも…



「…はぁっ…。つ、着いた……っ」
こんなに走ったのは学生時代以来だと、ふとそんなことを考えながら辺りを見回す。
既に時刻は0時を過ぎている。
即ち、25日になってしまったということだ。
街のイルミネーションは輝いているものの、人影はまばらだ。
「くっそ〜、帰っちまったかなぁ〜」
とすっ。
瞬間、背後から身体の前まで何かに包まれるような感覚。
背中に直に響いてくるよく知った声。
『…………遅い』
「……ごめん」
確認するまでもなく、声の主が誰だか分かった。
そして俺の口からいつもの言葉が無意識のうちに飛び出していた。
『………2時間』
「…悪い。…仕事で…トラブルが、さ」
『…連絡ぐらいくれればよかったのに』
俺を抱きしめる細い腕にぎゅっ、と力がこもる。
『寒かった…』
『雪だって珍しいのは最初だけだし…』
『ずっと待ってたんだよ…』
いつもなら言葉の合間合間に俺がごめん、とひたすら謝っているんだが、今だけは黙って聞いてようと思った。
『もしかしたら、忘れてるんじゃないかって…』
「そんなわけないだろ…」
彼女の正面に向き直る。
「二人で過ごす、始めてのクリスマスじゃないか」
そういって何度目か分からないキスをした。
『…もう、これで誤魔化すのナシだよ…?』
うっすらと涙を浮かべながら、目の前の天使は微かに笑ってみせた。
「Merry X'mas、麻衣」
『Merry X'mas、いたるお兄ちゃん…』

























うわあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
クリスマスなんて滅べばいいんだ!!!!!!!!!!!!!
何が好きでアパートの狭い畳の北部屋でファンヒーター付けながら毛布に包まってギルティやってるときより頭使いながらこんな文章書いてんだ俺はああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!
寂しいだろ、寂しすぎるだろ!!!
 しかもこれやってみた。
写真暗いから飯がマズそうに見えるんだがwwwwww
カーチャンが買ってきたケーキだよ、文句ありますかwwwwwwww
毎年2ちゃんとかでやってるアレですよ。なんか俺もやってみようと思ったんだよ。
でも全然準備とかしてなくて…っていうか、ケーキ見たから思い立ってやったんだよ。
準備してたらもっと豪勢にやっとるわ!!
くそ、これだからクリスマスなんてのは………
いいさいいさ。
世の中が聖夜。
世のカップル達が性夜を楽しむなら、こっちは精夜を楽しんでやりますよ。
フゥハァー。
待ってな、麻衣ちゃん。君の小さな2つのマシュマロプリンを頂きにいくぜ。





あ、今日紅白戦来てくれた人達、本当にありがとうございました。
スレイヤーゲーだったけどw
でも中々盛り上がれたんじゃないかと思います。
また機会があればこういう形でやりたいかな。
まぁ、とりあえずは大晦日の大会を…ということで、お疲れ様でした。
そしてMerry X'masヽ(・∀・`)ノ