ドラクエ3日記その6〜エージェント闇の世界を往く〜


 「どうやら大魔王ゾーマはこの先にいるようね」
 「早く追わないと…」
 「それにしても…」
 「おっきい穴ですー」
 「ここに飛び込む…のよね?」
 「それしかない…わよね」
 「どれぐらいの高さなんですかね…」
 「着地に失敗して潰れたトマトがいくつできるかしらね」
   「………………………」
 「ごめん、自分で言っててちょっと怖くなってきたわ」
    「………………………」
 「や、やっぱりここは勇者である雪歩が最初に行くべきよねっ!」
 「えええええええええええっ!!!!!!??????」
 「リーダーである雪歩が飛び込めば、そのあとに続く私達も勇気が出るわっ!」
 「そそそそそそそそそんな、無理ですよおおおおおおおぉぉぉっ」
 「いいじゃないのよ、早く行きなさいよ!意気地なしね!」
 「そんなこと言ったら伊織ちゃんが飛び込めば…っ」
 「私は常に後衛だからいいのよっ!」
 「そんなのムチャクチャです〜〜〜〜〜っ」
 「…私が行くわ」
   「えっ!?」
 「一応一番年上だし…それに世界を救える勇者を最優先で守るのが僧侶である私の役目…」
 「う〜、それなら私が最初に行きますっ!私、お金を数えることしか脳がないから…」
 「…………わかったわよ。私が最初に行くわ。言いだしっぺは私だし」
 「…そ、そんな。だったら勇者である私が最初に飛び込みますっ!」
   「どうぞどうぞ!」
 「ええええぇぇぇぇぇっっ!!!!!!?????」




 「とまぁ、ここアレフガルドに着いて色々話を聞いた結果…」
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 「大魔王を倒すには王者の剣、虹のしずくが必要みたいね」
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 「その他にも光の鎧、勇者の盾があるみたいですー!」
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 「とにかくそれらを集めて、大魔王がいる魔の島に乗り込むわよ!」
 しくしくしくしく…………