いけにえと雪のセツナ クリア感想

クリアしました。
ラスボス手前で仲間になった、クロノの所謂魔王ポジの声が石田彰でわろた。うーん、この。
ネタバレしながら感想書いていきます。


ラスボスくっそ弱かった。
なんか完全体あるらしいけど、エンドとセツナとクオンで「叫ぶ」→「グランドクロス」の繰り返しで終わってしまった…
というか叫ぶが強すぎやしませんかねコレ。FFTでも強かったけど。


まず言いたいのは、エンディングはバッドなの?ということ。
『いけにえ』と題してるから最後はヒロインが犠牲にならなければいけないのかもしれないが、
ポッと出の男に対して「寄り添っていてあげたい」とかNTR感ハンパない台詞を残して
主人公に介錯してもらうなんて、救いもクソもあったもんじゃねぇぞw



んではまぁ、気になった点を色々と…
『古き良きRPG』を謳っているわりには、そういった要素が少ない。街に宿屋無いし。
レベルアップで全回復するからいいんだけども、フィールドで全回復させる方法がテントしかないってどうよ。
何故か戦闘も「逃げる」コマンドないんだよね…なんでないの?
逃げる為のアイテムはあるんだけど切らしてたら終わり。ヤバない?


魔法を覚えるには素材をドロップさせなきゃいけないんだけど、特定の素材が見つからずにあちこち奔走しなきゃいけない。
おかげでいつまで経っても覚えられない魔法があったり…
最初はマテリアシステムみたいでいいかな?と思ったんだけど、やってるうちに不便さの方が上回ってきた。
古き良き、なら魔法はレベルアップかポイントで覚えさせようや。
それこそクロノのシステム入れてるんならわざポイントでええやん。


連携もクロノはキャラ同士をPTに入れれば勝手に覚えたんだけど、
これは法石(マテリア)とキャラの組み合わせで連携組むから、どの技でどの連携が発生するのかわかりにくい。
なもんで、クリアまで三人技はミックスデルタとグランドクロスの2つしか見つからんかった。
どうやら連携技は図鑑内で見られるらしいが、そんなもん技の項目で一発で見れるようにしとけとw
昇華もなんだか発生条件やらなんやら分かりにくいし。
戦闘に関しても範囲や直線の技があるなら、それこそクロノと同じでカーソル複数表示してよ、と思う。
かいてんぎりでターゲッティングしたら範囲内の敵はカーソルが点滅表示されてたアレよ。
ひとつしか表示されないから、技の範囲が全然分からなくて困る。


マップが雪だらけで飽きる、とこないだ書いたけどダンジョンも同じようなもんだった。
中盤のダンジョンと同じ背景、ギミックのラストダンジョンは芸が無さすぎ。さすがに目を疑ったわ。
碁盤目状になったラスダン一歩手前の城もセンス無い。城なんだからもっと城っぽいダンジョンにせえや。
ダンジョンの構成がワンパターンなんだよなぁ。
凝ったギミックは一切ない。ボタン押したらタイルが動くだけ。
複雑にしろ、とは言わないけどもうちょっと考えようや。
ダンジョンがやってて全く面白くないのはRPGとして致命的やで。
そのダンジョンから脱出する魔法もアイテムも無いしな。デジョンなんで無いんや。


なんだろうなぁ。
『古き良きRPG』を目指したわりには噛み合ってないというか…チグハグというか…
クロノの名を使ったんならもっと良いの作れよ。
個人的にクロノは人生で一番ハマったゲームなんで、特に思い入れが強いんですな。
だから余計にそう思ってしまう。
クリア後に感じたのは、クロノトリガーってすげぇゲームだったんだな、とw


単語も懐かしいのが多いし最初は嬉しいんだけどそこだけなんだよなw
やってるうちに「なんかやっぱ違うよな」と。


キャラクターは凄く良かったです。はい。
みんな個性的でしっかりキャラ立てされてて、ここは褒める点。
それだけに粗が目立って残念なんだよなぁ…



評価付けるなら凡ゲーかな。糞ではない。良いところもある。
ただスタッフがRPG作るの初めてなのかな?というぐらい雑。
あなた達の先輩が作った素晴らしい名作RPGをもっとプレイして勉強してください、と言いたい。
つーかクロノトリガーをSFCROMの内部電池が切れるぐらいまでやり込んでこいw
俺よりプレイ総時間少ないとか言ったら助走つけて殴りにいくレベルw
とりあえずココのスタジオの作品は今後様子見かなぁ。