日本昔話 マミ太郎

むかしむかし あるところに
恭介じいさんと 仁美ばあさんが すんでいました。


恭介じいさんは やまへ しばかりに…
と みせかけて
ししゅんきなので エロほんをさがしていました。


恭介「巨乳最高ォォォォォ!!!!」


仁美ばあさんは かわへ せんたくに…
ではなく
なぜか みずあびを はじめました。


仁美「気持ちがいいですわ」


すると かわかみから おおきな ソウルジェム
どんぶらこ どんぶらこと ながれてきました。


仁美ばあさんは ながれてきた ソウルジェム
ひかれそうになりましたが
かんいっぱつ いのちを とりとめました。


仁美「まあ、おおきな木の実」


ソウルジェムを きのみと かんちがいしてしまいました。
仁美ばあさんは みのたけほどもある ソウルジェム
かるがると もちあげると いえにもってかえりました。


いえにつくと 恭介じいさんも かえってきていました。
やけに つやつやしたかおをしていますが
仁美ばあさんは きかないことにしました。


仁美ばあさんは さっそく きのみ(ソウルジェム)を きることにしました。


すると いえの と が あき おんなのこがはいってきました。


??「ちょっと待ったあぁぁぁぁあぁ!」


よくみると ずぶぬれで いきを きらせています。
ぬれた いふく が はだにはりつき
そのナイスバディとあわさって
とてもセクシーで 恭介じいさんは のどをならしました。


しかし 仁美ばあさんに
にらまれて おとなしくなりました。


恭介じいさんと 仁美ばあさんは
じじょうをきくことにしました。


どうやら おんなのこのなまえは『マミ』というらしく
このおおきな きのみの もちぬしだということです。


マミ「川で泳いでたら…ゼェ…ソウルジェム落としちゃって…ゼェゼェ…」


マミ「魔力の痕跡を辿ってここまできたのよ…ゼェ…ハァ…」


きのみは ソウルジェムといって たべものではないこと。
きずつけたり きったりすると もちぬしが しんでしまうこと。
ソウルジェムは みずをすうと おおきくなること。
やまを ひとつこえた むこうがわ から やってきたこと。
ほんみょうを マミ=トゥモォエ=太郎 ということ。
くわしいはなしを たくさんききました。


仁美「まぁそれは大変失礼しました。お詫びに泊まっていってくださいな」


マミ「ありがとうございます。お言葉に甘えさせてもらいます」


恭介じいさんは ガッツポーズをしていました。


…それからひとつき。


マミ太郎は いまでも おじいさんおばあさんのいえに
とまらせてもらっていました。
やまを ひとつこえたさきに すんでいるので
じゅんびも ひつようだったのです。
しかし そろそろ おいとましなければいけないと
マミ太郎はおもったのでした。


恭介「」ジュルリ


あと 恭介じいさんのセクハラにも いいかげん たえられなくなってきました。


それに よくないうわさを みみにしました。
さいきん マミ太郎が住んでいた やまのあたりで
おにが あばれているという はなしなのです。
じもとで デカいかおをされたとあっちゃあ
マミ太郎のメンツがありません。
ちょっとヤキをいれ…
じゃなくて
こらしめに いってやることにしました。


マミ「お世話になりました、おじいさん、おばあさん」


仁美「今度は私達が遊びに行きますわ。鬼退治頑張ってください」


恭介じいさんは へやのすみっこで ないていました。
マミ太郎は 仁美ばあさんから
おなかがすいたらたべるようにと
たくさんの ワカメを もらいました。


マミ(どうしろと…)


しかし 仁美ばあさんに
わるぎはないので もんくはいえません。
おばあさんにみおくられ なまぐさいマミ太郎は
じもとへと かえることにしました。


やまみちへ はいろうとした そのしゅんかん。
マミ太郎は よびとめられました。


「「「マミ太郎さん、マミ太郎さん。お胸につけたそのメロン。ちょっと触らせてくださいな」」」


「「「クサッ!」」」


いぬと さると きじが そこにたっていました。
はなを つまんでいました。


犬「私はほむら。マミ太郎、あなたの力が必要なのよ。ワンワン」


猿「あたしはさやか!一緒に連れてってよ!ウッキー!」


雉「あたしは杏子。弟子入りさせて欲しいんだ。ケンケン」


さやか「ちょっと待った」


杏子「えっ?」


ほむら「なに」


さやか「あんた、その格好何?チワワじゃん!普通桃太郎の犬って柴犬とか秋田犬じゃないの?」


ほむら「突然何を言い出すのかと思えば…かわいいでしょ?」チワワー


さやか「そういう問題じゃないわよっ!」


ほむら「別にチワワの格好をしてはいけないとは言われてないわ。犬としか書かれてないもの」チワワー


さやか「そんなの屁理屈だあぁ!あとチワワーって効果音何!」


ほむら「うるさいわね、さやk…さるか!」


さやか「なんで言い直した!なんで言い直した!さるかじゃない!さやかだー!」


ほむら「2回も言わないでよ。分かったわよ、ウッキーさるか」


さやか「ウキーーーーーー!!!!」ビキビキ


杏子「二人とも、そんなことどうでもいいじゃんかよー」ワシャワシャ


さやか「…あんたのその格好もなに?」


杏子「ん?」ワシャワシャ


さやか「なんで浅草サンバカーニバルの格好してんの?」


杏子「雉だよ。さすがに本物の羽は調達できないから、似たようなやつ持ってきたんだよ。こうやって羽を広げるんだ、綺麗だろ?」ワシャワシャ


さやか「…それ、雉じゃなくてクジャクじゃない?」


杏子「はぁ?」ワシャワシャ


ほむら「羽を広げて綺麗に見せる鳥は”クジャク”よ」チワワー


杏子「なん…だと…?」ガビーン


ほむら「というか、美樹さやか。あなたのその格好も大分恥ずかしいと思うのだけれど」


さやか「えっ!さすがに全身タイツは女子としてマズいかな///」


ほむら「それもあるけど…下着のラインが出てるわ///」


さやか「いやーーーーーー!恥ずかしいぃーーーーー!!!!」


きけば このさんにんは やまに すんでいるということ。
おにが あばれていると きき たちあがったらしいのです。
なんか へんなさんにんだけど マミ太郎は なかまにすることにしました。
さいていでも おとりにはなると かんがえたからです。
マミ太郎は けっこうドライでした。


マミ「分かったわ。一緒に行きましょう。ただし胸は触らせません」


「「「えぇーー、ブーブー!」」」


とうぜんの けっかでした。


よにんはやまをこえ おにのいるという
おやしきへと たどりつきました。
ちなみに ワカメは スタッフが おいしく いただきました。


き よりも たかい とびら。
そのりょうわきには おなじぐらいのたかさの かべ が
ずっと ならんでいます。
かんじんの おやしきは ぜんぜん みえません。


マミ「ここが鬼の住むところね」


ほむら「油断してはいけないわ。どこかから見張られているかも…」


さやか「うーん!うーん!扉は開かないよ!」


杏子「壁も昇れそうもないなぁ…」ワシャワシャ


マミ「困ったわね…。あら?呼び鈴があるわ」


ピンポーン


ほかのさんにんは あおざめました。
あたりまえです。
てきの ほんきょちにせめこむのに
わざわざ よびりんを ならすおばかさんが いたのですから。


マミ「だってこうしないと入れないと思ったから…」


ほむら「だからって呼び鈴を押す人がどこにい…」


「はぁーーーーい」


とびらが あきました。
まさかの てんかいに よにんは おどろきました。


さやか「つ、都合の良い展開ね…」


杏子「随分親切な鬼だなぁ」ワシャワシャ


よにんはなかへ はいりました。
にわ を みると
しろい きもちのわるい せいぶつが
たいりょうに いました。


ほむら「ぎゃあああああああああ気持ち悪い!!!!!」


さやか「ゴキブリみたい…w」


杏子「やべっ、なんか吐きそう」ワシャワシャ


マミ「これは…鬼の手下?」


大量のQB「君たちが鬼を退治に来たマミ太郎かい。かい。かい。かい。かい」


さやか「なんかエコーかかってるうぅぅぅぅぅぅ!!!!」


大量のQB「ここから先は立ち入り禁止だよ。お引取り願おう。おう。おう。おう。おう」


マミ「ティロ・フィナーレ!」


ズオオォォォォォォ!!!!!!!!


大量のQB「」ジュッ


マミ太郎は さいしゅうおうぎ ティロ・フィナーレ
たいりょうの キュウべぇを いっしゅんで けしさりました。
キュウべぇたちは こえを あげるひまもなく
けしずみと なったのです。
ひとしごと おえた マミ太郎は
きもちよさそうな かおをしています。


ほむら「」


さやか「」


杏子「」


ほかの さんにんは おどろいて こえもでません。
すると おやしきから ひとりの おんなのこが でてきました。


??「ありがとうございます!キュウべぇを倒してくれて!」


マミ「えっ?あ、あなたは?」


??「私は鹿目まどか!あなたたちが言う鬼です!」


ほむら「お、鬼?」


さやか「えええええええ!」


杏子「普通の女の子だぞ…」ワシャワシャ


まどかおには これまでのけいいを くわしく はなしてくれました。
かのじょのいえはまずしく おとうさんも おかあさんも はたらいていました。
そこへ キュウべぇが やってきたのです。
『僕と契約して鬼になってよ』
そのかわり なんでも ねがいごとを ひとつ かなえてくれるらしいのです。
やさしい まどかは いいました。
「家族みんなが幸せに暮らせるように」と。
すると つぎの しゅんかん。
まどかの あたまには にほんの つのが はえていたのです。


おに に なった まどかは このおやしきに かんきんされ
キュウべぇたちの おやだまに したてあげられました。


そうです。
やまで あばれていたのは おに ではなく
キュウべぇ だったのです。
こわいこわいおにが あばれて いることに すれば
キュウべぇたちは ひじょうに うごきやすくなるのです。


しかしマミ太郎たちが キュウべぇを たおしたので
もうあんしんです。
ふたたび やまに へいわが おとずれることでしょう。


ほむら「これでまどかが苦しむこともないわね」


さやか「そうだね!」


杏子「よかったな」


まどか「ありがとうございます!このご恩は一生忘れません!」


マミ「それじゃあ帰りましょう」


ごにんは おやしきを あとに しました。 
まどかを おとうさんと おかあさんの もとへかえし
ほむら さやか 杏子 のさんにんも やまへと もどっていきました。
マミ太郎の ぼうけんは これにて いっけんらくちゃく。
めでたし めでたし。






まどか「はい、おしまい」


たっくん「おわりー?」


まどか「そうだよ、面白かったね」


たっくん「まみー、まみー」


まどか「マミ太郎カッコよかったねー。たっくんもマミ太郎好き?」


たっくん「うんー!」


まどか「ティヒヒッ。…それにしても、この絵本の主人公、マミさんに似てる…。不思議だなぁ」



おわり。