まどか「ガンダムEXVS?」その3
ほむら「まどか」
まどか「あっ、ほむらちゃん」
QB「あ゛っ!」
ほむら「今巴マミらしき人物が泣きながらこの店を出て行ったのだけど…」
まどか「らしき、じゃなくて本人だよそれ…」
ほむら「いったいどういうことなのかしら」
まどか「実は…」カクカクシカジカ
さやか「マミさん泣いてたんだ…」シャフ度
QB「僕を睨まないでくれよ。それより彼女は危険人物だ。気をつけることだね」キュップイ
ほむら「なるほど理解したわ。インキュベーターめ…!」
まどか「インキュベーター?」
ほむら「キュウべぇのカードネームよ。もっとも、今はそのカードもなくなってしまったようだけど」
QB「誰のせいだと思っているんだい」
まどか「ほむらちゃんもガンダムやってるんだね」
ほむら「えぇ、そうよ。まどか、あなたも始めたの?」キョウミシンシン
まどか「うん!先週からさやかちゃんと一緒に!」
まどか「私とさやかちゃんは戦績も階級も一緒なんだよっ」
さやか「まぁ、やる時は必ず二人でやってるからね///」
ほむら(おのれ美樹さやか!戦績も階級も同じなんて羨ましい!)
さやか「ところでマミさん、大丈夫かな?」
QB「なにが?」
さやか「なにが…って。泣いてたんでしょ?」
QB「まぁ、追いかけようにも間に合わないし、連絡先も知らないし、マミの機嫌が直るまで待つしかないね」
まどか「マミさんかわいそう…」
QB「君たちの中の誰かがマミの連絡先を知ってればいいんだけど」
さやか「…知らない」
まどか「…私も」
ほむら「知っているわけないわ」
QB「やっぱりね。そのうちひょっこり現れるよ。マミとはそれなりに付き合いが長いんだ」
まどか「そうだといいんだけど…」
ほむら「ねぇ、まどか。ガンダムを一緒にやりましょう」ソワソワ
まどか「えっ?」
さやか「この状況でよく言えるわね」
まどか「構わないけど…」
さやか「構いなさいよっw」
ほむら「どうせなら対戦したいわ。美樹さやか、あなたはそこのインキュベーターと組みなさい」
さやか「えぇっ!あ、あたし?」
QB「暁美ほむら、君は中佐じゃないか。美樹さやかはまだ少尉なんだ、勝てるわけがないよ。ていうか初狩りだよ?」
ほむら「それはこっちも同じ条件でしょう?(うるさいわね…!対戦しないとまどかにタッグ申請できないじゃないの!)」
QB「うーん。やれやれ、仕方ないなぁ」
さやか「まぁ、断る理由も特にないし…」
まどか「よろしくね、ほむらちゃんwウェヒヒw」
ほむら「えぇ、よろしく(あぁ…まどかが私の隣に座っている…!こんな幸せなことってあるの!)」
さやか「ねぇ、さっきの『危険人物』ってどういう意味?」
QB「彼女は僕がガンダムをやっていると、必ずタイマンで乱入してくるんだ。なんでだと思う?」
さやか「マミさんに対する言葉みたいに、知らず知らずのうちに傷つけたんじゃないの?」
QB「まさか。彼女は初対面の時からああなんだ。おかげで僕はノーカード勢にならざるをえなくなったんだ」ジオンサイコウノタメニ!
さやか「転校生って結構えげつないのね…」エクシア、モクヒョウヲクチクスル!
QB(ちょうどいい。これまでの恨みを晴らしてやる。タイマンなら敵わないけど、今日は2on2だ!)
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マリーダ『憎しみを流し込む!』ガリガリガリ!
QB「」
さやか「」
QB「バンシィは強いなぁ」キュップイ
さやか「なんだこのゲーム」
QB「バンシィがずっと僕しか見ていなかったね。アラート鳴りっぱなしだったよ。サーチボタンが壊れているんじゃないのかな」
さやか「そうなの?あたしちょっとお店の人呼んでくる!」
QB「いや、冗談なんだけd…行っちゃった」
まどか「…あの、ほむらちゃん?」
ほむら「なに?まどか(まどかに一勝をプレゼントすることができたわ…!幸せ…!)」
まどか「向こう側の空気が凄く重い気がするんだけど」
ほむら「戦争とはこういうものよ」
まどか「うん、私達別に戦争はしてないよね。もっと平和なことやってるよね」
ほむら(あぁ…まどか…まどかまどかまどかっ!) ←聞いてない
さやか「すいませーん、店員さーん…って、うわっ!」
店員「ん?」バリボリ
さやか(あ、赤い髪の女の子?カウンターにお菓子が散乱してる……?)
店員「なんか用か?」ムシャムシャ
さやか「(用があるから呼びに来たんじゃん!)あー、あの、ボタンが壊れてるかもしれないんですけど…」
店員「なにぃっ!そりゃ大変だ!」ガタッ!モグモグ
さやか(食べるの一旦止めろよ!)
店員「今準備するから待ってな!…っと、そうだ」パリパリ
さやか「?」
店員「食うかい?」ポッキー
さやか「いや、いいです…」
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店員「ちょっとごめんな、お二人さん」モグモグ
まどか「えっ?店員さん?」
店員「ボタンが壊れてるかもしれねぇって言われたんだ。見せてもらうよ」ムシャムシャ
まどか(お菓子食べてる…)
ほむら「それなら心配無用だわ。いたって正常だもの」
店員「そうなのか?だってアイツが…」バリボリ
ほむら「勘違いのようね。手間をかけさせたわ」
店員「まぁ、それならいいけど…。…ん?お前、暁美ほむらじゃねぇか!」
ほむら「あら、よく顔を見れば佐倉杏子じゃない。とうとうニートから脱出したのね」
杏子「ニートっていうな!」
ほむら「人から散々お金を借りておいて姿を見せなくなったと思ったらこんなところで再開するとは」
杏子「ギクゥッ!あ、あぁ、いや、金は…な。うん!返す!返す…よ?そのうち、な!」
ほむら「私、今月ちょっと苦しいのだけれど」
杏子「あ、あーっと、その…まだ、給料入ってなくて…」
ほむら「2万円」プリーズ
杏子「ぐっ…!」
ほむら「2万円」プリーズ
杏子「…あっ!客が呼んでる!行かなくちゃ!」ダッ
まどか「私達以外にお客さんいないんだけど…」
ほむら「…このゲーセンも長くはないわね」
つづく…?